日本自動車販売協会連合会は15日、2015年の中古車登録台数(軽自動車は除く)を発表した。それによれば、登録台数は前年比0.5%減の373万2148台であり、これで2年連続で過去最低を更新した。また、前年を下回るのはこれで3年連続のこととなる。14年4月に実施された消費税増税の影響により、新車の販売が低迷し、中古車市場に流通する車の台数が減少したことが影響しているものとみられる。
車種別に見てみると、「乗用車」が同0.4%減の327万1148台であり、そのうち「普通乗用車」が同2.3%増の166万8429台、「小型乗用車」が同3.1%減の160万2719台という結果であった。「貨物車」は同1.4%減の37万3610台であり、そのうち「普通貨物車」が同0.9%減の16万2130台、「小型貨物車」が同1.8%減の21万1480台という結果であった。そして訪日外国人旅行客の増加により需要が高まっている「バス」は、同5.1%増の1万3173台と伸長した。「その他」は同3.0%減の7万4217台であった。一方で、輸出するため登録を抹消した車両の台数は、同1.3%増の143万8058台であった。
そして日本自動車販売協会連合会は同日、15年12月の中古車登録台数を発表した。それによれば、登録台数は前年同月比0.5%増の29万7748台であり、これで3ヶ月連続で前年同月を上回った。
車種別に見てみると、「乗用車」が同0.6%増の25万9063台であり、そのうち「普通乗用車」が同1.2%増の13万4194台、「小型乗用車」が同0.1%増の12万4869台という結果であった。「貨物車」は同0.8%増の3万1418台であり、そのうち「普通貨物車」が同2.5%減の1万3665台、「小型貨物車」が同3.4%増の1万7753台という結果であった。「バス」は同7.8%増の1042台と大きく伸長。やはりここでも、訪日外国人旅行客の増加による需要の高まりが影響として見て取れる。「その他」は同5.2%減の6225台であった。
また日本自動車輸入組合も、同日に15年の輸入車中古車登録台数を発表。それによれば、前年比2.0%増の51万4363台であり、2年ぶりに前年を上回った。12月単月の中古車登録台数は前年同月比0.3%減の4万1772台であり、こちらは3ヶ月ぶりに前年同月を下回った。(編集担当:滝川幸平)