自民の衆院定数10減見送り報道に「まさか」

2016年01月31日 08:17

 民主党の岡田克也代表は30日の党大会後の記者会見で、記者団から衆議院選挙制度改革に関し自民党が議員定数10削減案を見送る方針を固めたとされるが、と聞かれ「あり得ないと思う」とけん制した。

 安倍総理は答申内容を尊重するとしてきたこともあり、岡田代表は「安倍総理が言った発言を振り返れば、そうした選択があるはずがない」とし「何のために衆院選挙制度調査会を作ったのか説明できない。調査会をつくることを呼びかけたのは安倍総理であり、答申を無視するといった恥ずべきことはまさかなされないと思っている」と答申内容を尊重するよう強く求めた。

 また、参院選挙では1人区での戦いが特に鍵になるが、岡田代表は1人区での自公との戦いに「志を同じくする各党各会派にも呼び掛け、特に1人区の戦いに安倍自民党に総がかりで戦う態勢を築かなければならない。それ以上でもそれ以下でもない」と答えた。

 また、記者団から衆参ダブル選挙も行われる可能性もあるが、全体として空白区の解消はどの程度までできているか、と聞かれ「3月末をめどに維新の党と合わせて、現職も含めて200人の擁立を目指す」と答えた。(編集担当:森高龍二)