安倍晋三総理は１１日の『建国記念日』を前に、総理としてのメッセージを１０日発表した。「我が国のこれまでの歩みを振り返りつつ、先人の努力に感謝し、さらなる日本の繁栄を希求する機会となることを切に希望する」としている。
今回のメッセージでは「長い歴史の中で、我が国は幾度となく、大きな困難や過酷な試練に直面したが、その度に、先人たちは勇気と希望をもって立ち上がり『自由』と『民主主義』を守り、『人権』を尊重し、『法』を貴ぶ国柄を育ててきた。国民一人一人のたゆまぬ努力の礎の上に、今日、私たちが享受する平和と繁栄がある」とたゆまぬ努力のうえに平和と繁栄が維持されていることをメッセージに込めた。
そのうえで、総理は「先人たちの足跡の重みをかみしめながら様々な環境の変化に適応しつつ、今日の尊い平和と繁栄を守り、この素晴らしい伝統を子や孫の世代に引き渡していく大きな責任がある」とし「変化をおそれることなく、諸課題に真正面から挑戦し、より良い未来を切り拓いていく決意を新たにしている」と発信した。
菅義偉官房長官は、総理メッセージの内容について「先人の努力に感謝しつつ、国づくりの決意を新たにするものになっている」と語った。（編集担当：森高龍二）
