中谷元防衛大臣は16日の記者会見で普天間飛行場の代替基地の名護市辺野古への建設について「防衛省としては今後とも関係法令に従いつつ、住民の生活、また環境への影響に配慮しながら辺野古への移設をしっかりと進めて参りたい」とした。
中谷防衛大臣は記者団から、護岸工事に向けて、海の部分、汚濁防止膜を設置するところから始まると思うが裁判とは関係なく進めていく考えかと聞かれ「現在、ボーリング調査段階であり、全24か所のうち23か所について作業は終了している。現在、1ヶ所について作業を実施中。防衛省としては、引き続き作業の安全に留意しながら、海上ボーリング調査を実施していく」と答えた。
また、中谷防衛大臣は「今後の作業内容や予定については明らかにした場合に作業の安全を確保できないなど、事業の適正な遂行に支障が生じる恐れがあるので答えを差し控えたい」と今後のスケジュールは語らなかった。(編集担当:森高龍二)