社会民主党は21日の党定期全国大会で2016-2017年の運動方針を採択した。今夏の参院選挙は党存続をかけた戦いとすると同時に「安倍暴走・独裁政治から立憲主義・民主主義・平和主義を取り戻すための重要な戦い」とした。
また参院選挙は「戦争法廃止と改憲発議阻止をかけた」戦いでもあるとし、同時に「次期衆院選挙を見据えた準備も進め、国政政党としての存在感を揺るぎないものにしなければならない」とし、背水の陣の姿勢を強くにじませた。
社民党は参院選挙の32の1人区を中心に野党間の選挙協力をすすめ、安倍政権・与党に挑む。吉田忠智党首は「1人区においてはこれから野党の統一候補に向けて地方段階、県段階で詰めをしていく」とした。また、初日のあいさつで「党にとって分水嶺となる重要な選挙であり、比例と選挙区を合わせて3議席以上の獲得をめざす」と党としての戦いに決意を示した。(編集担当:森高龍二)