民主党の枝野幸男幹事長は１６日の記者会見で、万一の原発事故等発生時に的確な判断を求められる立場の林幹雄経済産業大臣が、原子力について勉強不足を指摘され、これを認める答弁をするなどしたことに「勉強不足の大臣のもとで事故が起こったらどうするのか、笑い話で済まされる話ではない」と深刻な問題だと指摘した。
また枝野幹事長は「林大臣ご自身が勉強不足と認めるのであれば自ら進退を考えるべきと申し上げたい」としたうえで「就任から何カ月も経っているのに勉強不足を認めざるを得ないような方をなぜこんな重要なポジションに就けたのか、総理は国民に説明する必要がある。特に福島県民の皆さんに説明する必要がある」と総理の任命責任も提起した。
会見では石破茂地方創生担当大臣が地域再生法改正案の提案理由説明で、昨年成立した改正法案の内容説明を読み上げた問題にも「事務方にも問題はあるが、国会で読み上げる法案の趣旨説明を事前に目も通さずに読み上げているのかと疑問を覚える。官僚依存」と批判。「しかも石破さんをしてもというのは非常に衝撃だ」と安倍内閣の主要閣僚にして国会対応への安倍内閣の驕りを問題視した。（編集担当：森高龍二）
