宿営地の共同防護の可能性考えていない 防衛相

2016年04月06日 08:06

 中谷元防衛大臣は5日の記者会見で、現在、南スーダンの国連のトンピン地区でPKO活動にあたっている自衛隊が宿営地の共同警護にあたる可能性について「現時点で自衛隊の部隊が宿営地の共同防護を行う必要がある事案、それが起こる可能性があるとは考えていない」と可能性を否定した。

 また、9次隊、10次隊では宿営地の共同防護を実施しないと先の会見時にも話していた。ただ、中谷防衛大臣は、そうした発言の一方で「いろんな事態等も当然考えられる」とも話した。

 中谷防衛大臣は「自衛隊は、その時点で、与えられた権限に基づいて対応することになる。そういった場合に、現在持っている能力に基づいて対応していくということで、事態に応じて適切に対応するということになる」と語った。(編集担当:森高龍二)