甘利明前経済再生担当大臣の金銭授受をめぐる疑惑問題で民進党の追及チーム座長の大西健介衆院議員は11日の会合で「東京地検特捜部の捜査が入ったことで真相解明をしていただきたいが、捜査中であるということを理由に(甘利前大臣が)説明責任を果たさないということは許されない。国会では犯罪捜査とは別の観点から、この問題を明らかにしていく役割がある」と語り「甘利前大臣の証人喚問が必要」とした。
大西座長は「甘利前大臣は『説明責任を果たす』と言いながら、1月28日の記者会見以来、一切表に出ていない」とその後、説明責任を全く果たしていないことを指摘。
衆院TPP特別委員会理事の柿沢未途衆院議員も「甘利大臣の口利き問題とTPPの国会審議は大きく共通している部分がある。『隠す・逃げる・うそをつく』、こういう安倍政権の姿勢がはっきりあらわれているのがこの2つの問題」と提起したうえで、甘利前大臣の証人喚問が必要とした。(編集担当:森高龍二)