「第27回トヨタ博物館クラシックカー・フェスティバル」を今年も開催

2016年04月24日 19:18

Ford_T

記念撮影で用意するフォード・モデルTツーリング(1914・アメリカ):約20年間のT型フォードのモデルライフの中で、最も人気のあったボディタイプ。同乗撮影車両はほかに2台

 トヨタ自動車の文化施設であるトヨタ博物館(愛知県長久手市)では、自動車文化の醸成と継承を目的に、地域に根ざしたイベントとして「第27回 トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル」を5月29日(日)、愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)で開催する。

 愛・地球博記念公園をメイン会場に、1986年以前に製造された日米欧の一般参加のクラシックカーによる公道パレードを行ない、同時に自動車ファンに多彩なプログラムを展開する。

 今回、近年のクラシックカー人気の高まりに応え、一般参加車両を100台から約150台へと増やす。当イベントとしては開始以来最多の台数だ。また、昨年拡大した大芝生広場をイベント会場として使用。この一面緑の芝広場ではClassic Car Studio(CCS)の新コンテンツ「エンジンサウンドパフォーマンス」も実施する。

 あわせて、同会場において「1920~30年代に飛躍的に発展した欧米車と緒についた日本車」と題した企画展示も実施する。1920~30年代は、欧米で技術が成熟し静粛性に優れた豪華なクルマが走り始めた。一方日本では、ようやく自動車産業が興った時代だ。その時代を象徴するパッカード ツインシックス(1920・米)、ホルヒ 853(1937・独)、トヨダAA型乗用車レプリカ(1936・日)などの当館収蔵のクラシックカー5台を展示し、Classic Car Circuit(CCC)では走行披露もする。

 なお、トヨタ博物館では「世界と日本の自動車産業がどう絡み合い進化してきたか」をより分かりやすく伝えることを目的に、今年1月、本館2階常設展をリニューアルしており、今回の企画展示はこれに関連したものである。同イベントの入場料は無料。(編集担当:吉田恒)