トヨタ自動車の文化施設であるトヨタ博物館(愛知県長久手市)では、自動車文化の醸成と継承を目的とし、地域に根ざしたイベントとして「第26 回 トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル」(春)を5月24日(日曜)に開催する。
このイベントは、愛・地球博記念公園(モリコロパーク)をメイン会場とし、1985 年以前に製造された日米欧の一般参加のクラシックカー約100 台による恒例の公道パレードを行なう。併せて「ナショナルカラーをまとった戦前のレーシングカー」をテーマに、国の威信をかけた「ブガッティ タイプ35B」などのクラシックレーシングカー3台や昨年レストア中の姿を披露し、この程完成した「フランクリン シリーズ9」等、当館所蔵車両の展示・走行披露を行なう。さらにClassic Car Circuit(CCC)、Classic Car Studio(CCS)といった来場者がより楽しめるプログラムを展開する予定だ。
また、トヨタ博物館開館25 周年を機に、2014 年秋より、これまで愛知(春)と東京(秋)で異なっていたイベントの名称を「クラシックカー・フェスティバル」に統一し、グラフィックイメージも東京と統一したロゴを、今回初披露する。
イベントの実施にあたって社長の豊田章男は、「クラシックカー・フェスティバルはファンの皆様と地域の皆様に支えられ、毎年2万人もの方が来場されるまでに成長してまいりました。たくさんの方にお越しいただき、クルマの楽しさを体感いただければと思います」と述べた。
イベントの最大の売り物であるクラシックカー・パレードは、博物館所蔵のトヨペット・クラウンRS21 型(1960年式)が先導車として走行し、1985 年以前の日米欧の一般参加車両 約100台が続いて走行する。パレードは、愛・地球博記念公園 北駐車場~トヨタ博物館~杁ヶ池(いりがいけ)交差点~はなみずき広場~長久手市役所~長久手温泉ござらっせ~愛・地球博記念公園 大芝生広場の約14kmのコースで実施される。(編集担当:吉田恒)