南スーダン「PKO原則失わせる状況ない」防相

2016年04月23日 15:28

 駆けつけ警護など新たな任務が法的に可能になったPKO活動だが、南スーダンでのPKO活動について、現場で武力紛争は発生していないという考えで良いのかと記者団に聞かれた中谷元防衛大臣は「PKOの原則を失わせるような状況ではない」と答えた。

 記者団から、これまで武力紛争が発生していないかどうかという認識について、情報公開で開示された、陸自の第5次隊の教訓要綱などの資料で、2013年末頃の情勢について、自衛隊の宿営地周辺で、発砲事件が何度かあったとか、トンピン地区周辺で戦闘が起きる可能性が否定できないという認識が示されている。政府としては自衛隊がUNMISSに派遣されて以降、現在まで武力紛争は発生してないという認識でよいのか、と質問された。

 これについて、中谷防衛大臣は22日、「毎日のように現地とは、こちらのPKO本部と連絡をしている。現地の情勢は確実に掌握している」としたうえで「そういった報告の中に、PKOの5原則に基づく原則が失われた、また、こういった武力行使を伴う戦闘が状況にあるというような報告はない」と断言した。(編集担当:森高龍二)