防衛省統合幕僚監部は5日、今年度の統合訓練概要を公表した。10月から11月に我が国周辺海空域や基地、米国グアム島、北マリアナ諸島テニアン島及び周辺海空域、基地等を舞台に約2週間「我が国防衛のための米軍との共同対処要領に係る訓練」(実動演習)を行う。
また「PKO活動に関する部隊練成要領及びPKO司令部における活動要領に係る技能向上」を目的に、5月から6月の約2週間、モンゴルで「自衛隊の国連平和維持活動に係る多国間訓練」を実施する。
また来年1月から2月の約1カ月間にわたり、タイで「多国間における各種調整要領、国際平和協力活動等における部隊運用、在外邦人等輸送における一連の活動要領及び実動部隊の技能向上」を目的に「自衛隊の国際平和協力活動、在外邦人等輸送等に係る多国間訓練」を実施する。
このほか、7月に近畿圏や周辺海空域で「南海トラフ地震発生時における統合運用要領に係る訓練」を実施。部隊間、防災関係機関、在日米軍との連携強化をめざす。(編集担当:森高龍二)