民進党の岡田克也代表は安倍晋三総理が憲法9条の改正に取り組みたい意向を示していることに「GHQの素人がたった8日間でつくり上げた代物と発言するような憲法観の持ち主が憲法改正を議論するのは非常に危ないと思っている」と改めて、安倍総理の下での憲法改正議論には危険性を指摘した。
岡田代表は安倍総理が最もやりたい憲法改正は「戦争の放棄」を規定する憲法9条との認識を示し「総理の周りは、憲法改正は争点でないとか、9条は争点でないというようなことも言われるが、総理自身はやる気満々だ。狙いは限定なき集団的自衛権の行使であることは間違いない」と指摘。
そのうえで「これは国のありようが変わる話。普通の国になるというか、海外で必要に応じて武力行使できる国にする、それは間違っていると思う」と平和憲法のもとで70年間貫いてきた日本の平和主義を堅持する姿勢を強調した。(編集担当:森高龍二)