オーネットは、2016年4月から新社会人となった全国の独身男女計222名を対象に、職場恋愛に対する意識について調査を実施した。
それによると草食化といわれる昨今だが、今年の新社会人のうち、約4割が「交際相手がいる」ことが明らかになった。これは昨年と比較すると、全体では4.5ポイント、男性では3.6ポイント、女性では5.4ポイント上昇しており、恋愛に積極的になっているという傾向が見られる。
ライフステージが大きく変わるタイミングで、「新しい出会いや恋愛」を期待しているのは、男女どちらも半数以上で、「とても期待している」と答えた男性は30.6%で昨年の2倍になり、女性よりも新社会人での恋愛を期待していることが明らかに。男性の方が仕事も恋愛も充実させたいという意欲があるのかもしれない。
社会人になるにあたり、新たな恋愛を期待していることがわかったが、では「職場恋愛をしてみたいか」を聞いてみたところ、約4割が「してみたい」と回答している。
どのような上司・先輩に憧れるかを聞いたところ、男性は女性の上司・先輩に対して「優しくて頼りがいがある」「活気があり、将来を見据えている人。仕事一辺倒にならない人」「仕事中とそうじゃない時のメリハリがある人」「包容力があり、優しくて、自分よりも経験のある人」「優しくてしっかり指導してくれる方」と回答。
一方、女性は男性の上司・先輩に対して「仕事ができる」「厳しくも優しい」「しっかりしていて、周りから信頼されている人」「仕事ができて、みんなに適切な対応をしてくれる優しい人」と回答しました。男性は「優しくて頼りがいのある女性」に、女性は「仕事ができる男性」に憧れているようだ。
職場恋愛をしてみたいと考えている人は4割以上いるが、職場恋愛のメリット/デメリットをどのように考えているかをきくと、メリットの第一位は48.2%で「お互いの共通の話題が増える」、第二位は42.8%で「生活リズムが同じ」、第三位は23.0%で「相手の仕事の不満を聞いてあげられる」という結果が出た。
一方、デメリットの第一位は70.3%で「別れた時がきまずい」、第二位は43.2%で「同僚の目が気になる」、第三位は15.3%で「常に一緒で飽きる」という結果に。また、全体では第五位の「デート中に仕事の話になる」は男女の差がはっきりした。女性にとって職場恋愛は、共通の話題が増えるのがメリットと考えつつも、仕事とプライベートはきっちり分けたいようだ。
社内恋愛をしたいと思っている男性は、オン・オフの区別に注意した方がいいだろう。(編集担当:久保田雄城)