都知事「都政を大幅に刷新できる人必要」枝野氏

2016年06月17日 13:40

 東京都の舛添要一知事が政治資金の公私混同による都政停滞の責任を取り21日辞任するのに伴う都知事選挙が7月31日に決まったことを受けて、民進党の枝野幸男幹事長は政治とカネの問題で2代続けて任期途中で都知事を辞任する事態を招いた自民、公明と「相乗りする話ではない」と独自候補擁立を鮮明にした。

 枝野幹事長は「政治とカネの問題とは遠いクリーンな人で、かつオリンピックに絡んだ問題などのように、都政のよどみが指摘されているので、都政を大幅に刷新できる人が必要」と語った。

 また、知名度については「ないよりあった方が良いが、こうした局面では都民の皆さんは都知事選に強い関心を持っているので、知名度は低くても短期間で周知できる環境になっている」とし、候補選択に知名度にこだわる必要は今回はないとの認識を示した。

 党の蓮舫代表代行を候補への声のあることには「本人の意向や全体の状況を見極めていかなければならない」と語った。自民党は蓮舫代表代行など民進党の候補を見て、対応していく構えのよう。(編集担当:森高龍二)