日本のNPO(言論NPO)と韓国のシンクタンク(東アジア研究院)による共同世論調査で、東アジア地域の領土問題解決に、日本では「国際司法裁判所での判断を仰ぐ」方法をあげる考えが31.4%と最も多いのに対し、韓国では「2か国間の対話で平和的な解決を目指す」が39.6%で最も多かった。
調査は今年6月から7月にかけて実施、日本は18歳以上の男女1000人から、韓国は19歳以上の男女1010人からそれぞれ有効回答を得た。20日発表した。
それによると、日本においては国際司法裁判所の判断を仰ぐとする回答が前年より7.4ポイント減ったものの、31.4%で一番多かった。次いで2カ国間の対話で平和的な解決をする(21.5%)だったが、分からないと答えた人も前年より6.9ポイント増え21.2%に上った。
韓国では2か国間の対話で平和的な解決を目指すが前年より6.2ポイント増え39.6%。国際司法裁判所の判断を仰ぐは6ポイント下がって19%になった。また、実効支配を強め、他国の介入を阻止するとの回答は1.9ポイント下がり16%になった。日本もこの回答は2.5%から2.2%に0.3ポイント下がった。(編集担当:森高龍二)