総務省が29日発表した6月分の労働力調査(速報)で就業者数は6497万人。前年同月に比べ72万人の増え、19カ月連続して増加していることが分かった。完全失業者数は210万人と前年同月に比べ14万人減少し、73カ月連続して減少していた。完全失業率は3.1%。前月から0.1ポイント低下した。
また雇用者数は5740万人で、前年同月に比べ75万人増加。42か月連続の増加となった。雇用の内訳をみると5740万人のうち、正規雇用は3376万人で、前年同月に比べ31万人増えてはいたが、雇用全体の58.8%と6割を切っている。
非正規雇用は2016万人で前年同月に比べ46万人増加した。内訳ではパートが987万人と前年同月より35万人の増加。アルバイトが401万人(8万人増)。派遣社員137万人(11万人増)、契約社員284万人(1万人増)、嘱託社員123万人(3万人減)、その他84万人(6万人減)だった。
産業分野別では卸・小売業が最も多く1040万人、次いで製造業の1025万人、医療福祉の842万人だった。前年同月比で最も増加していたのは医療福祉の43万人、最も減っていたのは建設業の15万人だった。(編集担当:森高龍二)