党代表選に立候補せず、新リーダーの下で総選挙

2016年07月31日 08:37

 民進党の岡田克也代表は30日、記者会見し、9月2日告示、15日投開票で行われる党代表選挙に「立候補しない」と表明した。次期総選挙は新リーダーの下で政権奪還を目指すことになる。野党共闘の方向性を踏襲しながら、巨大与党に立ち向かえる強いリーダーが求められる。党内は候補擁立への動きが活発化しそうだ。

 岡田代表は代表就任からこれまでで「どん底状態から反転攻勢できる1歩を踏み出すことができたと自分自身では思っている」との認識をしめし「そういう意味では一区切りつけられる状態まで来た。私としては自身の達成感がある」と語った。

 また参院選挙を振り返り「過半数を相手に許したので、わたしたちは、負けは負けなのだが、3年前に比べると17議席から32議席に一定成果を出すことができた。衆院候補者についても、おおむね200人程度揃えることができ、戦える態勢ができた」と代表としての役割に一定程度、自らも達成感を持てる歩みができたとの思いを示した。

 岡田代表は「かなり集中して1年半やってきたが、一区切りつけて新しい人に(代表を)担っていただいた方が、党にとっても、政権交代可能な政治をつくるという意味でも望ましいのではないかと判断した」と新リーダーの下で総選挙に臨み、成果を出すことを期待した。(編集担当:森高龍二)