『働き方改革』の実行計画「年度内目途に」総理

2016年08月04日 10:05

 安倍晋三総理は第3次安倍第2次改造内閣発足での会見で、3日、自ら最大のチャレンジと語る『働き方改革』について「長時間労働を是正する。同一労働同一賃金を実現し、『非正規』という言葉をこの国から一掃する」と改めて強調した。

 安倍総理は「最低賃金の引上げ、高齢者への就労機会の提供など課題は山積している」としたうえで「今回新たに働き方改革担当大臣を設け、加藤勝信一億総活躍担当大臣にその重責を担って頂く。加藤大臣のもと『働き方改革実現会議』を開催し、塩崎恭久厚労大臣と緊密に連携しながら、年度内を目途に『働き方改革』の具体的な実行計画を取りまとめてもらう」と具体的時期を示した。安倍総理は、具体的な実行計画に基づき「スピード感をもって実行していく」とした。

 子どもの貧困問題にも関連した給付型奨学金について、安倍総理は「来年度予算編成の中で実現できるよう、具体的な検討を早急に進めてもらう」とした。「子供たちの誰もが家庭の経済事情に左右されることなく、希望する教育を受けられる。そういう社会を創り上げたい」と語った。(編集担当:森高龍二)