大手企業141社の夏のボーナスは加重平均で90万5165円と前年に比べ1万3027円、率にして1.46ポイント増えた。4年連続して前の年を上回った。日本経済団体連合会が東証1部上場、従業員500人以上の主要業種245社のうち、集計できる141社で4日までに算定し、発表した。
製造業(119社)は平均93万6353円で前年比1・94%の増加。額にして1万7811円の増となった。非製造業(22社)は平均79万2213円で、前年比0.09%の伸びと715円の伸びで、ほぼ同額になった。
業種別では自動車(19社)が106万5091円と最も高く、過去最高額になった。また前年比でも3.45%(3万5508円)の増と高い伸びをみせた。次いで食品(10社)97万1682円、化学(17社)88万9868円、私鉄(8社)88万2737円(私鉄の場合は従業員の平均額)。最も少ないのは鉄鋼(10社)67万416円だった。新興国経済の悪化の影響を受けたとみられる。(編集担当:森高龍二)