憲法を生かした平和日本構築へ全力 日本共産党

2016年08月15日 12:40

 日本共産党の小池晃書記局長は15日、終戦記念日にあたって談話を発表。「日本軍国主義がおしすすめた侵略戦争と植民地支配の犠牲となった、内外の人々に深い哀悼の意を表します」とし「戦争の惨禍をへて、日本国民が手にした憲法9条(戦争の放棄規定)を守り抜き、憲法を生かした平和日本を築くために全力をあげる決意をあらたにします」と決意を示した。

 そのうえで、憲法9条の改正を安倍政権が目指しているとし「憲法の平和主義を守り、生かすために、恒久平和を希求するすべてのみなさんが、政治的な立場や思想・信条の違いを超えて、力を合わせることを心から呼びかけます」と呼びかけた。

 小池書記局長は「先の参議院選挙では『憲法隠し』に終始しながら、選挙がおわったとたん、自民党改憲案をベースに3分の2を『政治の技術』で構築していくと(安倍総裁は)表明しました。9条2項を削除し、『国防軍』創設を明記し、海外での武力行使を無条件、無限定に可能とすることに安倍改憲の本丸があります」と指摘。

 小池書記局長は「日本の自衛隊は他国と武力を交えず、一人の戦死者も出さずにきました。戦後71周年の終戦記念日にあたり、戦後築き上げてきた、この財産を、今後も継承し、再び戦争をする国への道を絶対に許さないために、国民のみなさんとともに全力をあげます」と誓っている。(編集担当:森高龍二)