稲田朋美防衛大臣は13日に成田を立ち、15日はジブチで海賊派遣対処行動部隊の活動拠点を視察、自衛隊員を激励する。16日に帰京の予定。防衛省が12日発表した。
これにより、終戦記念日に稲田大臣がA級戦犯を合祀する靖国神社に参拝することはなくなった。もともと、稲田大臣は「閣僚として適切に対処する」旨、記者会見で語っていたこともあり、公務で日本を離れることになったのは賢明な判断といえそう。
稲田氏の防衛大臣着任に、中国・新華社は「稲田氏は軍国主義傾向が強い」とし「歴史問題で、稲田氏は日本の侵略の歴史を翻そうと躍起になっている」と報じたほか「以前に安倍内閣で閣僚在任中に稲田氏は毎年、A級戦犯を祭祀する靖国神社を参拝し『靖国神社は不戦の誓いをするところではなく、国家のために先代から後世へと受け継ぐことを宣誓する場所だ』と公言している」とも発信。
また「稲田氏は慰安婦制度が戦時中は合法だったと主張し、中国侵略旧日本軍の南京大虐殺の罪行を認めていない。稲田氏は現行の憲法を自虐的で、且つ日本を保護できないと批判し、若年層に自衛隊体験をさせることを何度も提案し、日本が集団的自衛権を行使するように精力的に吹聴している」と紹介するなどしていた。(編集担当:森高龍二)