戦争を語り継ぎ、不戦の誓い固く 生活の党

2016年08月15日 10:57

 生活の党の小沢一郎代表は15日、終戦記念日にあたっての談話を発表した。「先の大戦で犠牲となられた内外のすべての方々に対し、謹んで哀悼の誠を捧げたい」としたうえで「重要なことは、先の大戦、そして、戦争がどのようなものなのか、どれだけの人々の尊い命が、なぜどのように失われたかをしっかりと語り継いでいくこと、そして、二度と過ちは繰り返さないと固く、固く誓うことです」と戦争を語り継ぐことが不戦への誓いを確かなものにしていくとの思いを滲ませた。

 小沢代表は「日本人を始め我々人類に課せられていることは、忘却との戦いであります。戦争を単なる画像や記録として理解するのではなく、考え方ひとつで、いつでもどこでも起こりうるもの、そして、ひとたび起これば、すべてを破壊し尽くすものであるという認識が不可欠です」と戒め「この国の政治は、そういう意味において、大きな分岐点に差し掛かっているといえます。最終的に、すべては国民の判断と行動にかかっております」と国民一人一人の自覚に訴えた。

 小沢代表は党として「再びこの国が判断を誤り、途方もない苦難を人々に与える惨禍をもたらすことのないよう、全力で取り組む」と政治が誤った方向にいかないよう取り組むとした。(編集担当:森高龍二)