稲田朋美防衛大臣は南スーダンでの自衛隊のPKO活動について、PKO5原則を満たしているのかとの記者団の問いに、15日「現時点で、PKO5原則は満たしているというふうに思う」と答えた。
稲田大臣は当事者国の同意について「南スーダン政府の反応、対応について注視していくけれども、国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)の展開について、南スーダンは同意を維持している。今般の地域保護部隊の展開についても基本的には受け入れておられる」と語った。
また紛争の点では「このPKOと現在の情勢についての評価については派遣されている要員からの報告、大使館、国連からの情報等を総合的に勘案すると、PKO法上の武力紛争が新たに生じたということではないし、紛争当事者がいるということではないというふうに思っている」と答えた。
さらに今後の自衛隊の南スーダンでの活動については「現在の自衛隊の任務、施設部隊がやっていることについては実施計画に基づいて活動を続ける、実施計画を変えるということは現時点で考えているわけではない」と答えた。(編集担当:森高龍二)