ロシア管轄権前提の行為は容認できるものでない

2016年08月24日 06:25

 北方領土へのビザなし交流で国後島を訪ねた日本人男性が手荷物検査で事情聴取を受け、ロシア側に現地で足止めされていることが分かった。民進党の長島昭久ネクスト外務大臣は23日、「ロシア管轄権を前提にした行為は決して容認できるものでない」とし「ロシア側に対してただちに日本人男性を解放するよう強く求める」との談話を発表した。

 長島衆院議員は「北方四島はわが国固有の領土で、ロシア管轄権を前提にしたこのような行為は決して容認できない」と抗議している。

 また日本政府に対しても「一刻も早い(男性の)解放のために、ロシア側に強く働き掛けるとともに、人道上の観点からも特段の配慮を行うように」と求めた。

また「来月に日露外務次官級会合を控え、年内のプーチン大統領来日が模索される中で、今回の事案が日露関係改善の機運を阻害することのないよう日露双方の政府に適時適切な対応を強く求める」と日露関係に悪影響を及ぼさないよう適切、迅速な解決を求めた。(編集担当:森高龍二)