原田政府代表が露外務次官と平和条約締結交渉へ

2016年08月20日 10:34

 原田親仁政府代表兼特命全権大使は安倍晋三総理とロシア・プーチン大統領との9月2日の日露首脳会談を前に、26日、モスクワを訪ね、ロシア外務次官と「日露平和条約締結交渉」に向けての交渉を行う。

 外務次官との交渉は6月に続き、行うもの。日露平和条約締結については今年5月、安倍総理がソチを非公式訪問し、プーチン大統領と会談した際、課題になっている「北方領土」について「これまでの交渉の停滞を打破し、突破口を開くため『双方に受入れ可能な解決策の作成』に向け、今までの発想にとらわれない『新しいアプローチ』で交渉を精力的に進めていくとの認識を両首脳で共有した」(外務省)としている。

 その際、「日露二国間の視点だけでなく、グローバルな視点も考慮に入れた上で、未来志向の考えに立って交渉を行う」ことを共通の立ち位置にすることも確認している。(編集担当:森高龍二)