菅義偉官房長官は5日午後の記者会見で「北朝鮮が12時13分頃、西岸の黄州(ファンジュ)付近から、3発の弾道ミサイルを東北東方向に発射し、弾道ミサイルは、いずれも約1000キロメートル飛翔して、日本海上の我が国の排他的経済水域(EEZ)内に落下したと推定される」と発表した。
そのうえで「北京の大使館ルートを通じ、北朝鮮に対し厳重に抗議するとともに、最も強い表現で非難した。我が国の安全保障に対する深刻な脅威だ」と語った。
菅官房長官は「中国・杭州でG20サミットが行われていることに鑑みても、我が国及び国際社会に対する明らかな挑発行為だ」と非難。
また「何らの事前の通報もなく排他的経済水域内に着弾させることは、航空機や船舶の安全確保の観点からも極めて問題のある危険な行為だ」とした。
そのうえで「発射は関連安保理決議等に違反するものであり、厳重に抗議するとともに、最も強い表現で非難した」とし、「このような北朝鮮による度重なる行為を我が国は断じて容認することはできない」と断じた。(編集担当:森高龍二)