米国韓国と緊密に連携し北に対応 菅官房長官

2016年09月07日 08:24

菅義偉官房長官は6日、北朝鮮が弾道ミサイル発射に成功したと発表していることについて「弾道ミサイルの発射は安保理決議の明白な違反だ」と強く自制を求めた。

 菅官房長官は「核やミサイル開発は日本政府として断じて容認できない」と北朝鮮の挑発行為を批判。そのうえで「引き続き、米国・韓国などと緊密に連携し、北朝鮮に挑発行動の自制、安保理決議、6者(日米韓中露北)協議の遵守を強く求めていきたい」とした。

 また、菅官房長官は「いかなる事態にあっても、国民の生命と平和な暮らしを守ることは政府最大の責務と思っている。自衛隊にも必要な態勢をとらせている」とした。

 また稲田朋美防衛大臣も同日の記者会見で「北朝鮮が同じ地点から3発の弾道ミサイルをわが国の排他的経済水域に同時に、ほぼ同地点に着水させている」とし「ミサイルの技術は向上していると思う」との認識を示したうえで「万全の態勢を持って、このミサイルに対しての防衛に取り組んでいかなければならない」と語った。(編集担当:森高龍二)