岸田文雄外務大臣は13日、北朝鮮に新たな核実験の兆候が出ていることについて記者団に聞かれ「新たな兆候等の具体的な情報については事柄の性質上、今の段階で公にすることは控えなければならないと考えている。情報収集・分析については引き続きしっかり努めていかなければならないし、様々な事態に向けて警戒監視等についても万全を期していかなければならない」と答えた。
また、北朝鮮の核実験などに対する日本の独自制裁について「国連安保理で既にプレスステートメントを発出し、更なる制裁措置を含む新たな決議の採択に向け、様々な努力が続けられている。二国間を始め、様々な非公式な意思疎通が行われている状況にある」とした。
そのうえで「我が国として、核・ミサイル、拉致等の諸懸案を解決する上で何が最も効果的なのか、こういった観点から検討を続けていきたい。タイミングについても最も効果的なタイミングを考えていかなければならない」と答えた。(編集担当:森高龍二)