民進党の新代表に蓮舫参院議員が選ばれたことを受けて、選挙協力などを確認している共産・生活・社民の声は、安倍政権に対峙しうる野党共闘強化と第1党としての民進党のリーダーシップへの期待だった。
日本共産党の志位和夫委員長は「蓮舫さんにエールを送りたい」とし「わが党としては参院選で大きな成果をあげた野党と市民の共闘を、総選挙でさらに発展させるよう、新執行部のみなさんと話し合いを行っていきたい」と選挙協力についてエールを送った。
生活の党の小沢一郎代表も「代表としての活躍に大いに期待している」とし「何より『一強多弱』により議会制民主主義が崩壊寸前まで追い詰められている状況下、何としても、早期に安倍政権を打倒し、この国に再び『健全な民主主義を回復させる』べく、野党共闘の更なる推進のため、ご奮闘いただきたい」と期待した。
社会民主党の又市征治幹事長は「一人ひとりが大切にされ、平和な日本を強い決意を持って実現しなければならないとの民進党の原点の実現に向かって、国民とともに前進されることを願う」とエールを送った。
また「民進党の目指す政権交代実現のためにも、戦争法反対運動以来の市民運動と政党の協力関係や衆議院総選挙における野党共闘の継承・発展が不可欠」と呼びかけた。
そのうえで「民進党が改めて市民に向き合い、社民党はじめ他の野党と手を携え、アベ政治の暴走に正面から対峙し、多くの国民の期待に応えるように希望するとともに、衆議院の小選挙区選挙でのすみ分けをはじめとする選挙協力の前進をはかりたい」とした。
談話は「野党第一党である民進党が引き続き院内の4野党・4会派の共闘強化のリーダーシップを発揮し、アベ政治の暴走を止めるための牽引車としての役割を果たすよう強く望む」と期待を寄せている。(編集担当:森高龍二)