安倍晋三総理は27日の衆院本会議で、TPP協定の再交渉について「仮に米国から求めがあっても応じる考えは全くない」と断言した。安倍総理は「さらなる譲歩を求められても応じる考えはない」とTPP協定案に変更が加わることはないと断言した。
安倍総理は「TPPでの再交渉はあり得ない、との認識で(TPP各国間で)一致している。9月12日に石原伸晃担当大臣が米国を含めたTPP各国の駐日大使と意見交換した際にも、改めて(そのことは)確認されている」と答えた。
安倍総理は「国会でTPP協定が承認され、法案が成立すれば、再交渉はしないとの立法府も含めた我が国の意思が明確に示される」と訴え、関連法案成立を図ることが、その意思を強く表明することになると訴えた。
また安倍総理は国会で承認を受ければ「TPP発効に弾みをつけることができると考える」と語った。民進党の大串博志政調会長の質問に答えた。(編集担当:森高龍二)