野田幹事長 現行のTPP協定案に反対を表明

2016年09月28日 07:01

 民進党の野田佳彦幹事長は27日、衆院本会議での代表質問を終え、記者団から、TPPに対して今国会での承認に強い意志を総理が示したことに、改めて「現行の協定案に我々としては反対せざるを得ない」と反対の姿勢を明確にした。

 野田幹事長は「攻めるべきものを攻めて勝ち取ったのがどれだけあるのか、守るべきものを本当に守りきれたのかという観点からすると、現行の協定案はわれわれとしては反対せざるを得ない」と答え「その立場をあらためて強調させていただいた」と代表質問で意思表明した旨を語った。

野田幹事長は「TPPを急ぐ理由はない」とし「今日、アメリカの大統領選挙の初めてのテレビ討論があったが、トランプ氏は相変わらず反対で、クリントン氏もあらためて明確に反対と言っている。それで本当になぜ急ぐのかという根本的な疑問が改めて湧いてきた」と疑問を呈した。また「輸入米の偽装問題も含め、入口で整理しなければいけない」とも語った。(編集担当:森高龍二)