ルノー・ジャポンはメガーヌのトップスポーツモデル「メガーヌ ルノー・スポール273」とその発売を記念した限定車を発表した。
メガーヌ ルノー・スポール273は、2014年にニュルブルクリンク・サーキットでFF市販車として当時最速タイムを更新したメガーヌ ルノー・スポール トロフィーRと同じチューンを受けたパワーユニットを搭載するモデル。273とは、最高出力273psを象徴したモデル名である。
搭載エンジンは1998cc直列4気筒DOHC16バルブ+ターボで、最高出力は前述のとおり273ps(201kW)/5500rpm、最大トルクは36.7kg.m(360Nm)/3000rpmで、5500rpm付近までの高回転域まで最大トルクが維持される特性を持つ。そのため従来のエンジンだと3速でクリアしなければならなかった中速コーナーを4速維持のまま通過できるという。
大出力&対トルクに対する制動力も大幅に強化されブレンボ製モノブロック4ポッドブレーキを備えている。組み合わせるトランスミッションは6速マニュアルである。シートはレカロ製バケットシートとなる。
一方の限定車はルノー・スポールの手によって“273”をスープアップした左ハンドル仕様のスポーツモデルで、「メガーヌ ルノー・スポール273トロフィーS」だ。
273トロフィーSモデルに加わる仕様変更は、レフトハンダーのほかカーボンエンドチタンマフラー、オーリンズ製車高調整式ダンパー、1インチアップしたスピードライン製19インチアルミ、Trophyのロゴが入ったフロントエアインテーク、レッドステッチを施したレザー&アルカンターラ・レカロ製シートなどが架装される。
価格は「メガーヌ ルノー・スポール273」が」399.0万円(レザーシートは10万円高)、メガーヌ ルノー・スポール273トロフィーS」が456.0万円だ。後者の限定発売台数は全国で50台となっている。(編集担当:吉田恒)