自民党はガレキ処理について加速化に向けた提言を行った。特に、ガレキの広域処理については地域住民らの不安を解消することが最重要になっているなどを踏まえ、「当面、宮城県と岩手県の分を対象とすることを周知徹底すること」などとしている。
提言では放射能濃度の処理基準について「受け入れ自治体の意見を踏まえ、国の責任において適正な処理基準を新たに設定し、安全性について説明を徹底する」よう提言したほか「焼却炉の形式ごとに焼却可能な放射能濃度を国の責任で示し、ガレキがその範囲に収まっていることを国の責任で計測、確認すること」としている。
また「従来のゴミとの混合方法など、受け入れ自治体に負担の少ない処理方法について説明を徹底する」ことや「焼却灰を海面の埋め立てに向ける場合に区画内の海水に溶け込むことから処理基準を明確に定める」ことなどを提言した。（編集担当：森高龍二）
