北問題で日米韓外務次官協議 東京で27日に

2016年10月22日 07:20

 岸田文雄外務大臣は21日の記者会見で、今月27日に東京で日米韓次官協議が開かれる、と発表した。岸田外務大臣は「北朝鮮が中距離ミサイル『ムスダン』と推定される弾道ミサイルを20日発射し、失敗するなど、挑発行動を続けている」とし「北朝鮮問題への対応を中心に3か国の緊密な協力を3か国の次官で確認する考えだ」と説明した。次官協議は昨年4月から数えて5回目となる。

 韓国外交部も20日、3か国外務次官協議を東京で27日に開くことを発表した。聯合ニュースは「韓国から林聖男(イム・ソンナム)外交部第1次官、米国からブリンケン国務副長官、日本から杉山晋輔外務事務次官が出席する」と伝えた。

 また、議題について韓国外交部に話として「今回は『北の威嚇・挑発に対応し、対北制裁圧迫を強化するための3カ国の協力策を集中的に議論する』と説明した」と伝えた。

 報道で注目されるのは「韓米、韓日の2国間協議も調整している」とし「韓日間協議では3カ国の安全保障連携で必要とされる『軍事情報包括保護協定(GSOMIA)』の締結をめぐり、進展した議論が行われるかだ」としている点。日本は早期締結を求めており、韓国の対応が注視されている。(編集担当:森高龍二)