“グランドツーリングの歓びを高い次元で体験できる”還暦を迎えるスカイライン

2016年11月10日 07:46

Skyline_60th

スカイラインのヘリテージカラー「オーロラフレアブルーパール」を受け継いだ特別仕様車スカイライン「60th Limited」

 かつてプリンス自動車が開発・販売した初代スカイラインは、1957年4月24日、“グランドツーリング(GT)の歓びを高い次元で体験できる”クルマとして誕生した。以来、その価値は、それぞれの時代の最先端の技術を搭載し、これまで13代にわたる歴代のスカイラインが新しい世代に受けついできた。そして、2017年4月に誕生60周年を迎える。

 スカイラインGTのDNAを継承する日産自動車は今回、「スカイライン」の誕生60周年を記念した特別仕様車「60th Limited」を発売、併せて一部仕様を向上させたニュー・スカイラインを発売すると発表した。

 13代目となる「スカイライン」は、「ダイレクトアダプティブステアリング」や最先端の安全装備である「全方位運転支援システム」に代表される数々の先進技術やダイナミックかつエレガントなデザインなどがユーザーから好評を得ている。

 今回発売する「60th Limited」は、「350GT HYBRID Type SP」「350GT FOUR HYBRID Type SP」「200GT-t Type SP」をベースとしながら、上質な室内空間を実現するアイテムを標準装備とした。

 従来よりも柔らかな本革にセミアニリン加工した高級本革シートを全席に採用し、前席についてはホールド性が高いスポーツシート形状とした。また、内装のトリムに木目の風合いをそのまま生かす塗装仕上げを用いたオープンポアウッドを採用し高級感を演出する。

 また、今回の一部仕様向上では、国産車初となる「BOSE Performance Seriesサウンドシステム」をオプション設定で採用した。これは、左右のリアドアに新規でツイーターを設定し16スピーカーシステムとしたオーディオアイテムで、フロントドアのツイーターを刷新するともに、フロントドアのスピーカーグリルをより薄く、洗練されたデザインとした。音響特性がよいメタル素材を採用し、上質で豊かな音響空間を実現している。

 ボディカラーは、過去のスカイラインで採用したヘリテージカラーを受け継ぎ、特別な車体色である「オーロラフレアブルーパール」を追加。合計9色のボディカラーから選択可能だ。

 なお、11月8日から横浜の新高島・日産グローバル本社ギャラリーで、スカイライン特別仕様車「60th Limited」の特別展示を実施する。「いつの時代も最先端のテクノロジーに挑み続けた、その走りの進化の軌跡」を綴った、歴代スカイラインのパネル展示に加え、第一弾のヘリテージカーの展示として初代スカイラインを展示する。

 なおスカイライン特別仕様車「60th Limited」は、2017年9月末日受注分までの期間限定販売だ。496.368万円から609.12万円。(編集担当:吉田恒)