国民新党 連立政権継続へ合意書に署名

2012年04月09日 11:00

 亀井静香国民新党代表と亀井亜紀子同党政調会長は6日、同党を離党した。自見庄三郎金融担当大臣が同党の新代表に就任し、国民新党として民主党との連立政権を継続することを確認した。

 消費増税の閣議決定を機に、国民新党内は、あくまで反対を貫く亀井代表、亀井政調会長と政権与党内で政策遂行を果たしていくべきとする自見氏ら6人との間で亀裂が深まり、亀井代表は党内の混乱に責任を感じるとして離党した。

 自見新代表は同日夕、野田佳彦総理(民主党代表)と連立政権継続にあたっての合意書を首相官邸で交わし、両者が署名した。

 合意は東日本大震災の復旧・復興と東京電力福島第一原発事故への対策を最優先に全力で取り組むとともに、日本経済の再生と社会保障改革によって国民の安心をつくる。また郵政法案の成立と郵政事業の早期健全化を図るなどを内容としている。(編集担当:森高龍二)