住まい・社会人学習・進学・美容など8領域 2017年のトレンド予測

2016年12月17日 10:52

 リクルートホールディングス<6098>は、住まい、社会人学習、キャリア、若年雇用、アルバイト・パート、進学、飲食、美容の8領域における2017年のトレンド予測とトレンドを表すキーワードを発表した。

 2017年のトレンド予測キーワードは、「リビ充家族」(住まい領域)、「子けいこパパ」(社会人学習領域)、「ライフフィット転職」(キャリア領域)、「育成枠採用」(若年雇用領域)、「パズワク」(アルバイト・パート領域)、「Live(ライヴ)ラリー」(進学領域)、「おいし援」(飲食領域)、「バーバー新時代」(美容領域)となった。

 住まい領域:「リビ充家族」は、リビングを最大に広げて多用途に使い、空間は共有しながらも各々が充実した時間を過ごす「リビ充家族」が増えてきているという。

 社会人学習領域:「子けいこパパ」は、子育てに積極的に参加し、子どもの学ぶ姿に接する機会が増えたことで、自らも学び始める「子けいこパパ」が現れている。

 キャリア領域:「ライフフィット転職」は、これまで、企業が主導する働き方に適応してきた求職者が、「生活にフィットした」働き方で活躍することを念頭に、能動的に、個別の勤務条件を交渉する時代が始まりつつある。実際、入社前の面談シーンや入社後の職場シーンでは、求職者が企業の人事や現場責任者に、勤務条件(勤務地、勤務時間、仕事環境など)をカスタムオーダーしながら活躍するケースが増えてきているとしている。

 若年雇用領域:「育成枠採用」は、20代でまだキャリアの浅い若年層においても即戦力が求められる傾向が強かった従来の中途採用。しかし、近年、入社前後の手厚い育成を前提とした「育成枠採用」を行う企業が増えている。スキルや職務経験を補うために、企業側ではインターンや研修制度の活用・改善、業務の定型化・汎用化といった受入・育成の仕組み整備が急ピッチで進んでおり、従来は難しかった異業種・異職種へのチャレンジが次々と実現し始めているという。

 アルバイト・パート領域:「パズワク」は、アルバイト・パートでは、得意なことや苦手なことなど、個人のありのままを受け入れ、個人のチカラをパズルのように組み合わせて補いあうような職場づくりが加速している。

 進学領域:「Live(ライヴ)ラリー」は、大学の図書館が変化し始めている。従来のように一人で静かに読書や勉強をする場ではなく、学部・学年・国籍を超えた仲間とグループワークや議論をして問題解決や国際交流を図り、リアルタイムで相互に学びあう場に変わりつつある。

 飲食領域:「おいし援」は、「おいしいものを食べて飲んで、せっかくなら産地を応援したい」。都市部では外食時、日本各地の食材・料理を選択する「おいし援」を実践する人が増えてきている。

 美容領域:「バーバー新時代」は、従来のカット・シェービングに加え、男性向けの美容メニューやファッション関連サービスの提供、カルチャーを持った空間づくりなどにも取り組み、新しい付加価値で男性客を美容室から呼び戻す「バーバー(理容室)」が現れているとしている。(編集担当:慶尾六郎)