韓国ソウルの日本大使館前で4日開かれた市民団体(韓国挺身隊問題対策協議会)の会合に出席した最大野党「共に民主党」の洪翼杓(ホン・イクピョ)国会議員が「今年必ず政権交代を実現し、慰安婦合意を破棄し、水曜集会を開かなくても良いようにしたい」と語った と聯合ニュースが同日報じた。
仮に政権交代があったとしても国家間の決定事項を反故にできるのか、韓国外交への国際的な信用失墜につながりかねず、韓国の国内情勢から目が離せない状況が続いている。
聯合ニュースによると、韓国の黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行首相は12月29日の記者団との懇談会で、慰安婦問題をめぐる日本との合意については「国家間で協議を経て決定されたこと」とし「連続性を持って維持されることが望ましい」との認識を示したと伝えている。
なお、この日の市民団体の集会では慰安婦被害者2人の銅像が公開され、完成時には「戦争と女性の人権博物館」(ソウル市)に設置する計画だと伝えている。(編集担当:森高龍二)