民進党の大串博志政調会長は17日の記者会見で、20日から始まる通常国会に提出される今年度第3次補正予算案について、税収の当初見通しから1兆7000億円減収するのを受けて組まれたものだとし「アベノミクス失敗を露呈、具体化したような補正予算だ」と問題視。そのうえで「アベノミクス全体の失敗という大きな論点を示しながら補正予算の内容の問題について、しっかり議論できるようにしたい」とした。
またカジノを含むIR法案成立を受けての「カジノ実施法案」については「政府側でギャンブル依存症対策を色々議論しているようだ」としたうえで「ギャンブル依存症対策だけを行えばカジノ問題が回避されるとは全く思っていない」とした。
大串政調会長はギャンブル依存症対策以外にも(1)違法のカジノをどうやって違法でなくしていくことができるのか(2)経済的効果があるのか(3)マネーロンダリングに利用されるのではないか、など多くの論点が残っているとした。(編集担当:森高龍二)