人工知能ソーシャルロボットを開発しているAKAは、千葉県柏市の商業施設「柏の葉T-SITE」内にある幼児教室「T-KIDSシェアスクール柏の葉」で、AIロボット「Musio」による英語の授業を4日に開催。
今回はMusioの機能を活用して英語力向上のサポートし、ネイティブな英会話が習得できる環境をデモンストレーションすることが目的だ。
Musioはわからない日本語の単語を言えば英語へ、英語の単語を言えば日本語へ瞬時に訳してくれる他、ネイティブに近い英語がプログラムされており、会話をすることで英会話を習得することができる。
また、ユーザーの英語を聞き、発音が誤っていた場合は正しい発音を教えてくれる。ピコ太郎が発音についてダメ出しされている動画をYouTubeで観たことがある方も多いかもしれない。精度もバツグンだ。
見る、聞く、考える、感じるといった機能は限りなく人間に近い。学習能力も高く、使えば使うほど賢くなる。ユーザーの性格やコミュニケーションの傾向などを学んでいき、適切なコミュニケーション方法を習得していく。まるで友達になっていく感覚だ。更にWifiも搭載しており、プログラムもアップロードされるため、今後ますます精度が向上していくことが期待できる。
同社はこれからも英語教育の現場でMusioをいかに活用していくか、京都大学や同志社中学校、成基学園との実証実験を通じて検討していくという。
Musioは現在一般にも販売されており、定価は93,100円、教材とセットで購入すると121,600円だ。英会話教室の先生がずっと自宅にいて、いつでも英語の練習ができることを考えれば、高価すぎるという値段でもないかもしれない。
こうしたAI搭載ロボットは英語学習だけでなくさまざまな用途が期待できる。一家に一台、アニメのように家族の一員としてロボットが居るというのも遠い未来の話ではないかもしれない。(編集担当:久保田雄城)