上場企業の震災(災害)関連損失4兆円超える

2012年03月12日 11:00

 上場企業3543社のうち、震災発生後の本決算・中間決算の損益計算書において特別損失で震災(災害)関連の損失を計上した企業は1356社と全体の38.2%になり、損失計上額は4兆703億円と4兆円を超えることが東京商工リサーチの調べで分かった。

 それによると、災害による損失を計上したのは1265社で1兆6371億1300万円、震災災害による損失の40.22%を占めた。次いで、災害特別損失をあげたのが2社で1兆3786億4800万円と33.87%を占めた。また災害損失引当金繰入額として93社が1094億5200万円(2.69%)、また、東電が原子力損害賠償費として8909億800万円(21.89%)をあげた。(編集担当:福角忠夫)