倉敷トンネル工事事故受け協議会設置 国交省

2012年03月12日 11:00

 岡山県倉敷市内のJX日鉱日石エネルギー水島製油所でシールド工法により行われていた海底トネンル工事の事故を受け、国土交通省は再発防止に向け安全面などを技術的な面から検討するための「シールドトンネル施工技術安全向上協議会」を設置すると9日発表した。

 今回の事故の設計・施工方法の状況や全国のシールドトンネルの設計・施工上の安全対策状況を把握するとともに、課題の抽出と対応策を検討し、提言をまとめる。

 シールド工法は穴を掘りながら鉄筋コンクリート製の壁をつくっていく工法。協議会の委員長にはトンネル工学が専門の今田徹東京都立大学名誉教授が就任。委員長を含め8人の委員で構成する。また、行政委員として国交省大臣官房技術調査課長ら国交省課長級8人が参加する。(編集担当:福角忠夫)