韓国・聯合ニュースは1日、韓国政府筋の話として「米中央情報局(CIA)のポンペオ長官が4月29日に極秘裏に来韓し、韓国情報機関・国家情報院の李炳浩(イ・ビョンホ)院長や青瓦台(大統領府)高官らと会合していたことが分かった」と報じた。ポンペオ長官は対北朝鮮問題では強硬派とされている。
会合の内容については「核実験など北朝鮮による挑発の可能性に関する情報、北朝鮮の核・ミサイル能力に対する両国の評価を共有したとみられる」としている。
聯合ニュースは「米国で1月20日にトランプ政権が発足して以降、2月にはマティス国防長官、3月にはティラーソン国務長官、4月にはペンス副大統領がそれぞれ来韓。米国の外交・国防トップに続くCIA長官の来韓は米朝が互いに武力を誇示して神経戦を繰り広げる中、北朝鮮の核・ミサイル脅威と挑発の可能性を米国も警戒していることを示している」との見方をしている。
米国のマクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は30日の韓国青瓦台(大統領府)の金寛鎮(キム・グァンジン)国家安保室長(閣僚級)との電話会談で「トランプ大統領が『韓米同盟は最も強力な血盟で、アジア太平洋地域で米国の最優先順位であり、米国は韓国と100%共に行く』とのメッセージを寄せた」と韓国政府筋の話として聯合ニュースは伝えている。(編集担当:森高龍二)