総裁の考えに基づき党内まとめていく 二階氏

2017年05月09日 16:41

 自民党の二階俊博幹事長は8日の党役員会後の記者会見で、安倍晋三総理が自民党総裁として憲法施行70周年にあたり、改憲をめざす集会に寄せたビデオメッセージで、憲法9条に自衛隊を明記したい、2020年に改正された憲法を施行したいと発言したことについて「総理総裁たる人が口火を切ったような形でありますから、われわれ党としても全力を傾け、その方向が実現できるようにしなきゃいけない」と語った。

 また「総裁として、並々ならぬ決意を示されたので、われわれはその決意を受け、自民党総裁としてわれわれは支持しているわけなので、このお考えに基づいて党内をまとめていく」と語った。

 また、二階幹事長は、安倍総理の総裁としての発言が与野党の話し合いを難しくするのではとの懸念について「おっしゃるようなことも含めてこれから党内意見をまとめていく。この努力をしていかなければいけないと思っている」とした。

 一方、2020年の施行という目標については「それだけの決意を込めて言っておられるわけですから、2020年が別に2021年にしようが、2019年にしようが大したことではない」とした。(編集担当:森高龍二)