横浜でボートショー2012が開幕

2012年03月02日 11:00

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1日に開幕した国内最大のマリンイベント「ジャパンインターナショナルボートショー2012」。4日までパシフィコ横浜と横浜ベイサイドマリーナで開催されている。

 日本舟艇工業界が主催する国内最大のマリンイベント「ジャパンインターナショナルボートショー2012」が1日、横浜市のパシフィコ横浜で開幕した。51回目となる今回のイベントは、第2会場として横浜ベイサイドマリーナでも海上展が行われ、豪華な大型ボートやヨットなど合計39隻が東洋最大級のマリーナに集結した。またメイン会場となるパシフィコ横浜では、「東北元気プログラム」と題し、東北の名産品を並べたコーナーが設けられるなど、初日から例年とは違った盛り上がりを見せていた。

 その屋内会場の中でも、ひと際大きなブースを構えるヤマハ発動機は、本格的な海外戦略を前提に開発された戦略モデルである「NYTRO」をはじめ、スポーツボートやマリンジェットなどのニューモデルを国内で初めて公開した。訪れた報道関係者に対して同社の木村隆昭専務は、「ハード面ではラインナップを充実し、昨年14年ぶりに前年伸張した中・小型プレジャーボートの需要にさらなる刺激を与え、また、ボートのレンタルシステムである『シースタイル』などのソフト面も充実させていきたい。さらには中国・韓国をはじめとする東アジア市場においても積極的な展開していきます」と、自信を覗かせた。

 東日本大震災やタイの大洪水など、マイナス面の要素も多く、厳しい環境化の下でも復活への道筋を模索してきた国内のマリン市場。健全なマリンレジャーが再び成長していくことで、震災により海に対して負のイメージを抱きがちになっていた多くの日本人が、再び「海の素晴らしさ」に気づくようになることを期待している。