環境省と福島県は東京電力福島第一原発事故に伴う警戒区域内の犬や猫の集中保護に1日乗り出した。今月は5日までの5日間と8日から12日まで、15日から19日までの3回にわたって実施する。
警戒区域内で放浪している犬や猫を保護することになるため、期間中は犬用捕獲器約20台、猫用捕獲器約100台を保護活動区域内に設置し、午前と夕方に見回りをし、捕獲できた犬や猫は福島県内の動物飼養施設などで保護する。
保護された犬や猫は飼い主不明の可能性が高いため、福島県動物救援本部のホームページなどで1ヶ月間の公示を行い、元の飼い主探しにあたる。ただ、飼い主が不明のままだったり、所有権を放棄された犬や猫のために、「動物たちが家庭の中で安心して暮らせるように協力をお願いします」と福島県動物救援本部では新しい飼い主や一時預かりボランティアも募っている。
警戒区域内の犬や猫の保護活動では1月までに407頭の犬と228頭の猫が保護されている。(編集担当:福角忠夫)