本当に、この国は、えらいことになったと思う

2017年06月17日 09:05

 民進党の野田佳彦幹事長は16日夜に開かれた両院議員総会で学校法人加計学園(岡山市)の大学への獣医学部新設を巡る国会質疑や政府の対応、さらにテロ等準備罪という名の共謀罪が新設されることになった事態に強い懸念を示した。

 野田幹事長は「勇気をもって告発した文科省の前川喜平・前文科事務次官に執拗な人格攻撃を行い、義家弘介文科副大臣からは内部告発者を威嚇するような発言まで出た」と指摘。「こういう恐怖政治のような政治手法を取る政権が、誰が何をしたら調査され、捜査され、逮捕されるのか分からない『共謀罪』という武器を持ったことは、本当に、この国はえらいことになったと思う」と危機感さえ、隠さなかった。

 また、蓮舫代表は「やりたいことは数の力で強硬に押し切る姿、同時に、全省庁の天下り調査や文部科学省の再調査と内閣府の調査といった自分たちに都合が悪いことは国会閉会日直前に公表という、自分たちのことしか考えていない内閣ということが明らかになった」と対決姿勢を鮮明にした。(編集担当:森高龍二)