総理の御意向などの文書結果「すぐ分かるはず」 野田幹事長

2017年06月13日 06:23

 民進党の野田佳彦幹事長は12日の記者会見で、学校法人加計(かけ)学園(岡山市)の大学への獣医学部新設をめぐり「総理の御意向」「内閣府の最高レベルが言っている」などの文書について、文部科学省が再調査を決めたことを受け、民進党として12日正午までに調査結果を報告するよう求めていたことに触れ「わが党は今日お昼にでも結果を出せと強く要請してきているが、まだ出てきていない」と早期の調査報告を強く求めた。

 野田幹事長はメール宛先にある22人のパソコンのチェックや本人への聞き取りを行えばすぐ分かるはずとし「調査するというより、要は出すか出さないかという問題で、いまだに出てこないというのは、調査をやったふりの時間稼ぎとしか思えない」と文科省の対応を問題視した。

 そのうえで「今日にでも調査結果を出すように改めて強く要請する」と誠実な対応を求めた。

 野田幹事長は、政府側が調査し結果を報告するとしながら、未だに報告されていない案件に「天下りに関する全省庁調査結果」や「防衛省南スーダン日報問題に関わる特別監察の中間報告」などがあると指摘し「調査と結果の公表を約束しているこうした各種調査についても今国会中に提出するよう、政府に強く主張していく」との考えを語った。(編集担当:森高龍二)