自民党の萩生田光一幹事長代行は24日、NHK番組で衆院解散・総選挙について「25日に総理が記者会見し説明することになっている」として「今の時点でなぜ解散するのか、意義を問われても説明しにくい」と解散理由がどこにあるのか、争点がはきっきりしていないことを浮き彫りにした。
萩生田氏は「解散は総理の専権事項だ。内政・外政さまざま考えて、総合的に判断し、決断するのだと思う。あすの総理の記者会見を待って頂きたい」と述べた。
また、28日の臨時国会召集冒頭に解散することが言われる中、加計学園(獣医学部新設)疑惑、森友学園(国有地の8億円値引き)問題で野党からの国会での追及逃れの「敵前逃避解散」との批判が国民の間からも多く出ていることに、萩生田は「森友学園、加計学園問題について国民の中に『説明が不十分だ』という指摘のあることも十分承知している」と答えた。
そのうえで「国政選挙の、国民の前で(森友・加計問題で)指摘があれば、きちんと説明していく覚悟で解散することになる」と答えた。(編集担当:森高龍二)